構造改革とベンチャー

May 25, 2001

小泉内閣のもと、構造改革なるものが進行するらしい。共産党の志位書記長なんかが盛んに言っているけど、「構造改革の中身は何か?」という、当たり前だけどなかなか説明することが難しい疑問も存在することは確かである。

「構造改革」という、ある種、魔法のような言葉を信じることによって、世の中にポジティブな空気が広がるならば、それは悪いコトではないような気がする。

その様なお題目は、明治維新後の日本経済の発展を間接的に支えてきたことも間違いない。

簡単に思いつくだけでも、戦前の「富国強兵」、そして池田勇人の「所得倍増計画」、田中角栄の「日本列島改造」などなど。

「規制緩和」なんかもその内の一つだろう。そして、「構造改革」。

だけど、ボクには何か空虚なものを感じざるを得ない。それは、簡単に説明することが出来ず、中身がなかなか見えない「構造改革」というモノに対する漠然とした疑問もその一部だけど、一番の要因は、続々と打ち出される政策の中身である。

例えば、今日、報じられたモノでは、「大学発のベンチャーを育成することで、終身雇用を前提とした制度の見直しを図る」と言うモノがあった。

将来の不安を打破するような創造性の拡大、労働力の流動化、新分野への注力による活力の獲得、なんかがこの政策の目標らしい。

で、3年間で1000社ほどの大学での研究成果を元にしたベンチャー企業を生み出すことが目標らしい。

以前の、規制緩和論議でも、「規制緩和によって新産業を創出し、それによって余剰な労働力を吸収する」なんてことを、今はだいぶ落ち目な有名な経済学者が言ってたけど、ココに共通の疑問がある。

例えば、それぞれのベンチャーが多く見積もって平均50人の社員を抱えているとしよう。1000社で5万人の雇用が産み出されるわけである。しかしながら、そこで雇用されるのは、比較的スキルの高いヒト達になるだろう。何故ならば、基本的にベンチャー企業は社員一人ひとりにかかる負担が大きく、ITなども積極的に活用していかなければならないからである。

少なくとも、既存の産業よりも低いレベルのスキルしか要求しない産業ならば、当然これまでに生まれているはずだし、参入も容易なはずなので、ベンチャーとして産み出される企業は比較的高度なスキルを持った労働者を雇いたがるはずである。

一方で既存の企業は自らの競争力を高めるために、これまたスキルが高い社員を残し、使えない社員の首を切る。

このようなヒト達はどのようなカタチの労働力として吸収されるのだろうか?

一説には、構造改革の結果として、失業率は8%程度まで上昇するとするヒト達もいる。(現在の労働力人口から考えると8%=500万人)一方で、新しい産業によって吸収されるのはその内のごくわずかである。(上の例で言えば500万のウチ、わずか1%である)

本当にこのコトを多くのヒト達は分かっているのだろうか?

構造改革という、なんだか響きの良い言葉で、何故か自分にとって何か良い方向に事態が転ぶと勝手に想像しているヒト達ばかりではないのだろうか?

小泉さんが80%強の支持率を獲得しているのも、多くのヒト達が何かが(自分にとって良い方向に)変わると、ある種の、幻想を抱いているからではないだろうか?

構造改革が何かを説明することは難しい。だけど、はっきりしていることは、全てにきちんと取り組もうとすれば、プラスの効果が出るまでには何年もの時間がかかるコトで、その結果は必ずしも多くの人々にとってプラスではないということだ。


ただいま徹夜中

May 20, 2001

う〜、ねむっ!

日本に帰るべく、徹夜中。ちょ〜眠い。飛行機の中で快適に寝るためには、今の頑張りが必要なんだけど、どうも、やばそう。

ココで寝たら、間違いなく乗り遅れる。さっきから、溜まっているメールの返事書きをしているんだけど、ちょっと気分転換と思って、友達から頼まれているwebを作っていたら、どど〜んと睡魔が襲ってきた。イスに座りつつ、カクッと来た。

まじでヤバイ。

タバコ吸って、コーヒー飲んで、なんとか回復。

なんだか、今セメは終わったけど、セメスター中もなんだかんだで忙しかったし、終わったら、終わったで引っ越しの準備でてんやわんや。まだまだUCSDに合格したことを知らせてない人も沢山。不義理してます。

でも、もうメール書く元気は残ってない。

あっ、そう言えばRecommendationを書いてもらった先生にも知らせてない。ヤバイ。

なんとか、起き続けていないと…これって授業中の睡魔を我慢するよりも辛いかも。


無駄足?

May 4, 2001

今日はApplied Econometricsのレポートの締め切りだった。

随分と前から手をつけていたので、余裕しゃくしゃくで午後に提出。その後、家に帰って部屋の片づけをしたりして、のんびりした後、火曜日にあるApplied EconometricsのOral examに備えるべく、勉強を開始。

なんて有意義な一日なんだと、ある意味、自己満足げに勉強を進めていたけれど、ふと「もしかしたら、レポートで提出した分析結果にミスがあったのでは…」という疑問が頭をよぎった。

この科目は今セメ一番時間を取られた科目だし、多くの生徒がSASの使い方でトラブルを抱えていたクラス。その中でも、ボクは他人よりも時間をかけたし、疑問点をほとんど自分で解決する努力をしてきた。そんな科目なのに、簡単なミスでレポートの点を下げるわけにはいかない。第一、他人にイロイロ教えておいて、結果的に他人よりも成績が悪いなんてそんなにカッコ悪いことはない。

幸いにも、時間は10時を回ったばかり。24hours openのコンピュータセクションなら金曜日でも開いているからと、駆け込んでみた。もし、万が一、間違いがあったとしても、レポートはe-mail提出が見とめられているので、今日の12時前までに提出し直してupdateしてもらえばいいと思って、わらをもすがる思いで学校まで再び来てみた。

喉が渇いていたので、Windows NTが立ち上がっているのを待つ間にコーラを買いに行く。うっ、$1が財布にない。なんてこった。イヤな予感がする。

結局、SASを使って疑問点を確かめてみたら、提出した分析結果に間違いはなかった。

ふぅ。

疑問点を確かめる自体は、あっという間に終わってしまった。このまま帰るのもしゃくだから、取りあえず日記でも書いてみた。


息子よ。

May 3, 2001

今日はmathのfinal exam。いつもmathのexamの前はそういうコトが多いんだけど、今回も、間に合わないかもしれないと、飛ばしすぎてテスト前に先が見えてしまったのでやる気が無くなる、というパターン。

テストでは2つばかり自信がないところがあるけど、まぁ、3つのmidetermの成績は問題ないので、このままいけることでしょう。

そんなこんなでやる気薄なテスト前の時間を図書館で過ごしていたわけだけど、asahi.comを見ていたら、「北朝鮮の金正日総書記の長男、金正男氏とみられる人物が不法入国容疑で東京入国管理局に拘束」という記事を目にする。

結局今のところ確定してないみたいだけど、面白かったのは、彼の幼少時代の写真と現在拘束中の写真の両方を見つけたコト。

いくら何でも変り過ぎだと思うんだけど…本当に同一人物なんだろうか。現在の写真からは総書記の息子っていう匂いが全然しない。

これで、29歳っていうんだからビックリ。

まぁ、自分もこうなるかもしれないから、他人のことをアレコレ言うのはこれで終わりにしようっと。

どうやら、彼は中国に向けて強制出国させられるみたいだけど、そこで浮かんだ疑問は、誰がその運賃を負担するかというコト。

もし、政府が負担するんだったら、不法入国が絶えない国では送還料だけでも、結構な額になると思ったんだけど、政府もそんなにバカではないみたい。

出入国管理及び難民認定法によると、その旅行者を日本間で運んできたキャリアーが責任と費用を負担するらしい。

確かに、納得。

実際に、check-inするときにパスポート提示するもんね。カタチだけかも知れないけど。


なんと!

May 1, 2001

今日、5月1日、Appleからnew iBookが発表された。

ぱっと見、iMacが発表されたときやiBookが初めて発表されたときほどの驚きはなかったけど、よくよく考えたら、エライ派手なNotebookだと思った。

筐体的には今年初めに発表されたPowerBook G4とあまり代わりはない普通のNotebookっぽいけど、普通の形をして白いNotebookなんか見たことないことに気付いた。

旧iBookは形が、ある意味、飛びすぎてて持つのに抵抗があったヒトにも、new iBookはアピールするかもと思った。

スペック的にも問題ないし、それでいて値段も安い。思わずApple Storeのbuy nowボタンを押しそうになった。もちろん先立つものがないのが問題だけど。

今使っている、PowerBook G3に関して全く不満もないから、買い替える必要もないけど、パソコンを使うときに、そのマシンのデザインとかOSの見た目も気になるモノとしては、ついつい買いたくなってしまう。

まぁ、買うとしたら、スピードは魅力だからPowerBook G4を選ぶと思うけど、それにしてもあの値段($1,199:学生向け)は相当魅力的。

finalが迫っているのに、イロイロ情報をcheckしたりしてずいぶんと時間を無駄にしてしまった。

物欲は、性欲・睡眠欲以上に勉強の大敵だ。